SimpleVMのカスタマイズ解説

SimpleVMのカスタマイズ解説

WoTの8.10へのバージョンアップとXVMのアップデートに対応したSimpleVMを遅くなりましたがリリースしました。もうWoTは全くと言っていいほどやっていないですけど、日本戦車はちょっとときめくものがあります。

いじりやすく作ってあるので、折角なので細かいところは自分好みに調整してもらうのが一番ということで、簡単にどういう仕組みなのかを書いてみます。
MOD初心者にはXVMでの導入やカスタマイズが少し難易度が高いそうなので、慣れてきたら挑戦して貰いたいものです。

編集してあるファイル群

SimpleVMが実際に弄ってあるファイルは意外と少なく、以下のものだけです。

  • battleloading
  • colors
  • defines(デフォルトには存在せず、新たに作成)
  • hitlog
  • login
  • markersとその関連
  • minimap
  • minimapCircles
  • minimapLabels
  • minimapLines
  • PlayersPanel
  • rating
  • statisticForm
  • texts
  • turretMarkers

この中でSimpleVMをSimpleVMたらしめているもはオレンジに色分けした7つだけで、他は最低限の表示のオンオフくらいの変更しかされていません。

colors.xc

色分けの設定ファイル。主にレーティングに沿った色分けをこのファイルで指定しています。
レシオの範囲なんかもこのファイル内で指定していますが、色の変更は16行目から23行目までの”colorRating”を弄るだけで可能です。

    "colorRating": {
      "very":         "0xE58989",   // Red - Danger
      "very_bad":     "0xE58989",   // Red - Danger
      "bad":          "0xFFFFFF",   // White
      "normal":       "0xFFFFFF",   // White
      "good":         "0x8EBF67",   // Green - Good ex.89BEFF
      "very_good":    "0x75A1D8",   // Blue - Ace ex.FF9F3F
      "unique":       "0xE6CC80"    // Gold - Legendary
    },

ファイルをスクロールしていくと178行目より「この範囲はbad」などの範囲指定の項目があります。
SimpleVMではシンプルなルックスがコンセプトなので各幅を広めに取り、色分けも跨って取ってあります。

defines.xc

タブを押した時にでるスクリーンやローディング中の表示の書式をこのファイルを別途作成することで一律変更できるようにしてあります。
SimpleVMに置ける基本形は「名前(クラン名)、戦車名、戦闘数、WN6レートマーク」の4項です。

    "formatLeftNick": "{{name}} <font color='#888E7E'>{{clan}}</font>",
    "formatRightNick": "<font color='#888E7E'>{{clan}}</font> {{name}}",
    "formatLeftVehicle": "<font face='Calibri' size='13'><font color='{{c:t-battles}}'>{{vehicle}}</font>  <font color='{{c:rating}}'>{{kb:3}}</font>  <font face='Wingdings' size='16' color='{{c:xwn}}'>\u00B5</font></font> ",
    "formatRightVehicle": " <font face='Calibri' size='13'><font face='Wingdings' size='16' color='{{c:xwn}}'>\u00B5</font>  <font color='{{c:rating}}'>{{kb:3}}</font>  <font color='{{c:t-battles}}'>{{vehicle}}</font></font>",

ここを編集すれば様々なデータの拡張縮小が自分好みに変更できます。
オプションファイルを添付してありますが、その中身はこの”difines.xc”で表示を拡張する際の一例として参考にしてください。
XVMフォルダ内のdoc以下にある”macros.txt”にXVMで使用できるマクロ一覧が記述されているので参照してください。

hitlog.xc

ヒットログに出てくる戦車名やダメージの文字列の並びの書式はこのファイルの46行目の”formatHistory”で指定しています。

    "defaultHeader":  "<font color='#FFFFFF'>{{l10n:Hits}}:</font> <font size='13'>#0</font>",
    // Hits header format, including last hit (macros allowed, see readme-en.txt).
    "formatHeader":  "<font color='#FFFFFF'>{{l10n:Hits}}:</font> <font size='13'>{{n}}</font> <font color='#FFFFFF'>{{l10n:Total}} dmg: </font><font color='#FFCC33'><b>{{dmg-total}}</b></font>  <font color='#FFFFFF'>{{l10n:Last}}:</font> <font color='#FFFFFF'><b>{{dmg}}</b> {{dead}}</font>",
    // List of hits format (macros allowed, see readme-en.txt).
    "formatHistory": "<textformat leading='-4' tabstops='[95,165,200]'><font color='#FFFFFF'>{{vtype}} {{vehicle}}</font> {{dead}}<tab>| <font color='#FFCC33'>{{dmg-player}}</font><font color='#FFFFFF'>({{n-player}})</font><tab><font color='#FFFFFF'> -{{dmg}}</font></textformat>",

SimpleVMではスクリーンショットにあるように並びが出来るだけ綺麗になるように調整してあるので、下手にいじると苦労する項目でもあります。
他のXVMファイルで気に入っているものがある場合はそちらからこの部分をコピペするといいでしょう。
8行表示にしていますが、31行目の”lines”で好きな数字を入れることで変更できます。

markers.xcとその関連ファイル

“markersAliveNormal.xc” “markersDeadNormal.xc” “markersExtended.ex”
この3つのファイルと、それらのまとめファイルとして”markers.xc”があります。
“markersAliveNormal.xc”は敵味方の車両上に表示される車輌名、HPバー、HP残量、Teirなどが
“markersDeadNormal.xc”は敵味方の死亡車両が
“markersExtended.xc”はAltキー(WoTのデフォルトでの表示拡張ボタン)押下時の各種表示が指定されています。
XVMのデフォルトファイルでは”markersDeadExtend.xc”が存在しますが、SimpleVMのコンセプトに伴い、「死んだ車両の細かい情報なんか必要か?」という観点からAltキー押下時の表示は生死を問わず同じにしてあるので削除してあります。
それぞれのファイルの中に”ally”、”enemy”として敵と味方の表示が分けてずらっと記述してあり、WN6マーカーが敵にしか表示されないのはここで”enemy”の項目のみに記述されているからです。
こちらも余り弄ると面倒なことになるので非推奨ですが、色を変えたり大きさを変えたりなどの簡単なものであればじっくり眺めれば簡単かと思われます。
“markers.xc”では「生きてる仲間はこのファイルのここから、生きてる敵はここから」という読み込み先の指定がしてあります。

minimapCircles.xc

ミニマップに表示されるサークルの色や大きさと、SimpleVMの売りの一つでもある「車両の視界射程の表示」を実行するための車両別のデータがこのファイルに記述されています。
色や線の太さを変えたいときはこのファイルの13行目から25行目の”color”等を変更してください。

  "seeCircle":      { "enabled": true, "thickness": 1, "alpha": 75, "color": "0x7DFF3D" },
  // Artillery gun fire range circle
  "rangeCircle":    { "enabled": true, "thickness": 1, "alpha": 75, "color": "0xEE4384" },
  // Fire range circle for some non artyllery tanks
  "rangeCircleGun": { "enabled": true, "thickness": 1, "alpha": 75, "color": "0x0082FF" },
  "circles": {
        "enabled": true,
        // "enabled": false - выключен; "distance" - дистанция; "thickness" - толщина; "alpha" - прозрачность; "color" - цвет.
          "major": [
    { "enabled": true, "distance": 445, "thickness": 0.8, "alpha": 70, "color": "0xFFA500" }, // 445 max disclosure distance
    { "enabled": false, "distance": 500, "thickness": 0.6, "alpha": 50, "color": "0xFF0000" },
    { "enabled": true, "distance": 600, "thickness": 0.6, "alpha": 70, "color": "0x3399FF" },
    { "enabled": true, "distance": 50, "thickness": 0.6, "alpha": 60, "color": "0xFFFFFF" }

ファイルの大部分が車両の視界の設定部なので余計な部分は触らない方が良いかと思われます。(カンマを一つ間違って削除してしまうだけでXVMがエラーを吐くので)

minimapLabels.xc

ミニマップ上に表示される情報のファイルです。
ミニマップ上の戦車タイプのアイコンや、車輌名、小隊メンバーの名前表示なんかをここで指定しています。
12行目~17行目でアイコンを、37行目から文字列の指定をしてありますが、こちらも知識がない場合は基本的に弄らないほうが無難です。

texts.xc

弄る必要のないファイルです。
SimpleVMではフォントの導入が必須となっていますが、それらのフォントを使う場所をここで指定しています。
かなりピンポイントなファイルで、{{vtype}}というマクロの書式のみをここで設定。ちなみにSimpleVMではフォントサイズを細かく分けて指定することで、アイコンのサイズが偏らないように調整してあります。

turretMarkers.xc

XVMにおける一番分かりにくい機能といっても過言ではない「初期砲塔で最終砲が載せれるか」という割とどうでも良いような良くないような部分の設定ファイル。
ノータッチ推奨。というかここにこだわる人は多分いないかと思われます。
SimpleVMでは「ここも設定できるらしいからとりあえずじゃあアイコンとか使って変えとくか」くらいの気分で作ってあります。


以上がSimpleVMをカスタマイズしたい場合に弄るべき箇所を非常に簡単に説明したものになります。
日本語でXVMのコンフィグを詳しく書いたサイトがあるのか分かりませんが、「ここをこういう風に表示を変えたい」「こういう情報をここにいれたい」みたいな事があればコメントなりくださればアドバイスできるかと思います。