見ました アルゴ

趣味で映画やドラマを良く見る。

せっかくなので感想を思いついた時に書いていこうという試み。テーマのない雑多ブログを更に雑多にするポストである。

レビューや批評なんて大それたことは出来ませんので、あくまでも個人的感想として。
出来るだけネタバレしないように書いた(ハズ)。
いわゆる大どんでん返しがあるような映画でもないので、事前知識が一切ない状態で見たほうが面白いかも知れないのでエスケープ推奨。

argo

アカデミー賞作品賞・脚色賞・編集賞
ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞・監督賞
監督:ベン・アフレック
脚本:クリス・テリオ
製作:ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロブ、ベン・アフレック
 

イラン革命真っ最中の1979年。イスラム過激派グループがテヘランのアメリカ大使館を占拠し、52人のアメリカ人外交官が人質に取られた。だが占拠される直前、6人のアメリカ人外交官は大使館から脱出し、カナダ大使公邸に匿われる。CIA工作本部技術部のトニー・メンデス(ベン・アフレック)は6人をイランから救出するため、『アルゴ』という架空のSF映画をでっち上げて6人をそのロケハンのスタッフに身分偽変させるという作戦をたてる。

イランアメリカ大使館人質事件をテーマにした実話ベースの作品。嘘みたいなホントの話、というやつである。
よく人質救出作戦と書かれたりしているけれど、実際の人質は脱出した6名ではなく大使館に残された52名なので厳密には違う。

バックグラウンドになる時代背景を冒頭で簡潔に、非常に分かりやすく説明してくれているのが良い。
というより、この作品における緊張感なんかは当時のイラン・アメリカ間の緊張状態に起因するものなのでこの説明とリアリティのある描写のお陰で土台が出来ているに思う。
なんというかパッするようなわかりやすい表現はされていないのに、しっかりと視聴者に伝わるスリリングな空気。

ニセ映画を作るシーンでは当時のSF全盛の雰囲気が存分にあり、コミカルな印象の映画監督や登場人物により一時的に緩い空気を感じることが出来る。
映画製作の裏側に対する皮肉めいた部分が多く、楽しく糞映画を作る(ふりをする)あたりは個人的に愉快だった。

冒頭の緊張感、ニセ映画のゆるさ、そしてクライマックスで再び刹那の鋭い緊張感。最後の空港でのやり取りには使い古された表現だが「手に汗握る」と言うしか無い。
各所で見られるセリフ回しも素晴らしいし、CIAエージェントは表立って称賛されることはないけれど、地味でリアルなヒーローとしてカッコ良い。
最後のヒゲの人が色々と説明するシーンが一番最高だった。彼のその前までの反応も含めて。

最初に書いたようにどんでん返し系ではないので全く予備知識無しのほうが更に緊張があって良かっただろうなぁというのが残念と後悔。
しかしまぁ本筋をほとんど知っていてもこれだけハラハラさせてくれるのは流石である。ラストで緊張が解けた時の感じなんかはなかなか心地良い。
エンドロールでは実際の映像や写真と映画のキャストやシーンが対比されて映し出されるのも見もの。似てる。

色々書きたいことはあるけれど、ネタバレだらけになるのでこのへんで。