BACK TO THE BASICS

“BACK TO THE BASICS”とコピーを打たれた、Razerの3ボタンマウス”Razer Abyssus”を今更ながら買ってみましたので私なりのインプレッションを書き綴る。
最近のマウスはどれも高性能になりボタンも増えているが、逆にキーボードのRealforceのようにシンプルだが高品質という物は良いなぁと思い始めたのと、巷でジワ売れ(?)というかユーザー数が着々と増えているSteelseries KinzuがIcematで動作しないと言うのがAbyssusを選んだ理由です。
使用マウスパッドはSteelseries Experience I-2、ソールはデフォルトの物。

Razer Abyssus スペック概要
入力 3ボタン、1周24刻みのホイール
サイズ 幅63mm 長さ115mm 高さ40mm
重さ ケーブル込み108g ケーブルなし74g前後
DPI 450,1800,3500
ポーリングレート 125Hz,1000Hz
2009年11月より発売開始


Razer Abyssus on SteelSeries Experience I-2

Razer Abyssus on SteelSeries Experience I-2



マウスの全体像はSalmosa後継機ということで、小さくシンプルなマウス。
RazerにおけるこのタイプのマウスはViper、Krait、Salmosa、Abyssusで実質4代目になるのかな?
ハードウェアでのDPI切り替えとポーリングレート切り替えと言う事で、小型系マウスでは最高クラスのスペック。
DeathAdder3500と同じセンサーを搭載しているが、こちらは直線補正なし。(旧DeathAdderはファームウェアで補正のON/OFFが切り替え出来たけど新型はどうなんだろう?)

▼形状
持ちやすさ掴み心地についてはIMOやWMOを使っていた人には一切問題はないでしょう。
私はずっとIE4.0、G3 Optical、DeathAdder、IE3.0とサイズの大きいかぶせ持ちがデフォルトなマウスを使っていたので小さいマウスは初めてだったので不慣れな部分があります。
特にマウスのおしり部分が短く、手のひらの付け根部分がマウスパッドと擦れたりするので大きめのマウスからの移行だとここが一番のネックか。
abyssus_back
また、写真のように下に向かって小さくなっていて、フットプリントは更に一回り小さいです。
この上半分はラバーコートがされていて、下半分はツルツル。これはDeathAdder等他のRazerのマウスと同じですね。

こんな感じのゆるめのかぶせ持ちで使用中

こんな感じのゆるめのかぶせ持ちで使用中


ボタンを操作する人差し指と中指以外の置き場所はちょっと定まりにくい。
親指はツルツル部分に、小指薬指はボタンとツルツルとの境目辺りに指を置いてグリップするのが今のところ一番かな。
位置を下げるとこれも指がマウスパッドに接触するので無駄な摩擦が起きて良くないです。

▼性能
機能面では、裏面のスイッチでDPIとポーリングレートを設定するタイプなのでドライバは不要に近い。
ドライバをインストールしてみると、ソフトウェア上ではスクロールスピードやセンシ、少しのボタンの設定と右手左手の選択くらいで、自由度は低い。まぁそもそも3ボタンマウスなのでカスタマイズ性が必要な人はAbyssusを選択することは無いと思いますが。
DPIの選択肢については特に不満はないですが、ポーリングレートが125Hzか1000Hzの2択で500Hzが選べないのは非常に不満点。
PCスペックに関係なく500Hzはやっぱり安定感の面で欲しい設定だと思っているのですが、現状1000Hzで不都合はないのでなんとも言えず。
直線補正が無い点については自分は満足しているが、ここは人によってメリットともデメリットとも。

▼使用感

  • 今までのマウスより軽いので左右への切り返しがスムーズ
  • 上記と同理由で軽く持ち上げやすい
  • ただ軽量ゆえにセンシを下げないとちょっと違和感を感じる
  • クリック感は非常に良好。ワンクリックにしっかりとした感触がある。
  • ホイールも非常に良い、特にホイールクリックについては今まで触れてきたマウスで一番気持ちが良い
  • 自身は体験していないが、布製パッドの柔らかいものなどでトラッキング問題が発生するらしいので注意

現在使用している限りでは、概ね良好。
500Hzが無い事とサイドボタンが無い事くらいしかウィークポイントは見当たらない。
強いて言うならば、これだけシンプルに作ったマウスで非常に出来も良いのだが、価格にもう一声あればもっと普及したかなぁと。
4000円前後の価格に出来れば文句なしの出来だが、Razer Storeで$49.99、日本向けで定価¥5,200(元値からすると代理店はかなり頑張っていると思うけど)。
“Always-On™ モード”により、PCの電源を落としてもLEDが点灯し続けるのはちょっと残念。
これはマザーボードの仕様で、BIOSから切る事も出来る物も存在するそうですが、自分のマザーボード(GA-EP45-DS3R)のBIOSにはUSB給電に関する設定項目はありませんでした。

▼番外
私はリフトオフディスタンスをできるだけ低くするために常にマウスソールはデフォルトソールの上から重ね貼りをするタイプ。
今回も”SteelseriesGlide MS”を貼ろうと思っていたら、Abyssusのソールは思いのほか小さくこれでは合わないので初めてデフォルトのソールのまま使用中。
これが意外に素晴らしくて、Razerの3.5Gセンサーに”SteelSeries Experience I-2″の組み合わせだとソールを重ね貼りするまでもなく快適なリフトオフディスタンスになり、更にソールがラウンドしているのでIcematに付き物な「サーーッ」という摩擦音も軽減され、抵抗感も和らいでいる。
どうも調べるとAbyssusにはRazer公式で販売する別売りの純正ソールがデフォルトで貼りつけてあるようで、今までRazerがソールを出したと聞いても「どうせテフロンだし、HyperGlideとかSteelとかと変わらんだろう」なんて考えていたので完全にスルーしていたのだが、この出来だと思うともっと早く試せば良かったと後悔。
この”Razer Gaming Grade Ultraslick™ Mouse Feet“は現在は国内ではほぼ流通しておらず、全国にあるRazer Elite Shopで手軽に買えるようになれば最高なので、代理店のMSY様には頑張ってもらいたい。

大げさな図説

大げさな図説